肌のトラブル

肌の痒みを防ぐための賢い方法

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なぜ肌の痒みは発生する?

背中のかゆみ

蚊に刺された時や、冬の乾燥の時期などに、人は「痒み」を感じます。なぜ痒みを感じるのでしょうか?

人の皮膚には感覚受容器があり、そこで感じたさまざまな刺激が知覚神経を経て脳に伝わり、「痛い」「熱い」などとして感覚されます。

「かゆい!」という感覚も同様に、皮膚にふれたものや感じられたものが「かきたい!」という気持ちをおこさせる皮膚感覚として脳に伝えられるものと考えられ、皮膚やからだに生じた何らかの異変(疾患)を知らせるサインであることが多いのです。

しかし、かゆみが起きるメカニズムは複雑で、まだすべてが解明されているわけではありません。その感覚を媒介するのは痛覚の特殊型ともいわれますが、かゆみには、皮膚に直接ふれる物や熱などだけでなく、体内でつくられる化学物質の刺激もあるといわれています。

かゆみの原因、疾患はいろいろ

皮膚疾患に伴うもの

「かゆい!」という感覚は、皮膚やからだになんらかの異常をきたしているサインであることが多いのですが、その原因、疾患はいろいろです。

まず明らかに皮膚の疾患にともなっておこる、アトピー性皮膚炎かぶれ(接触皮膚炎)皮脂欠乏性湿疹じんましん、水虫(白癬)、虫刺されなどがあります。

性感染症や内臓疾患によるもの

陰毛、わき毛などに寄生した毛ジラミの吸血によって猛烈なかゆみをおこす毛ジラミ症、寄生虫のギョウチユウが肛門周辺に卵を産みつけ、夜になるとそこがかゆくなるギョウチュウ症などもあります。

前立腺肥大症慢性前立腺炎トリコモナス膣炎などの性感染症も外陰部や肛門周辺にかゆみを覚えることがあり、肝臓病、糖尿病、腎臓病など内臓の病気が原因になっておこるかゆみ、ストレスが原因となっておこるかゆみもあります。

原因が特定できないものは「皮膚掻痒症」

また疾患が認められず、原因が特定できないものもあり、それらをひとまとめにして「皮膚掻痒症」といいますこれら「かゆい!」のなかで、比較的ありふれているものはじんましん乾皮症です。

かゆい!の代表は冬に発症する「乾皮症」

乾皮症」は、ドライスキンともいい、文字通り皮膚が乾いてうるおいを失った状態。皮膚が乾燥すると、角質層が果たしてきたバリア機能がうまく働かなくなり、外部からの刺激が直接、皮膚内部に伝わって、かゆみサインが発されるようになります。

空気が乾燥することの多い秋から冬にかけてかかることが多く、肌質が乾燥肌タイプの人ばかりでなく、男女とも年齢を加えるにしたがって増加します。女性では30歳後半から40歳になったら要注意です。

かゆみはからだのあちこちで感じられますが、もともと角質層の皮脂量の比較的少ない足の膝から下、腹、顔では目や口のまわりに多く感じられます。

ケアは肌が乾燥する前の9月ごろから始めましょう。洗浄力の強い石鹸や乱暴な洗浄は乾皮症を悪化させ、皮新欠性湿疹などに発展させかねません。化粧水などで水分を補った後や入浴後には必ず保湿剤を使って、皮膚からの水分蒸発をおさえること。

こうしたケアで快方に向かわない場合は、別の病気も考えられます。皮膚科専門医を訪ねましょう。

かゆみを悪化させないために避けるべきこと

スキンケアレクチャー

身のまわりのものや、普段の生活習慣のなかにかゆみの原因となるもの、または、かゆみをさらに悪化させるようなものがありませんか?

例えば。汗をかいたら、こまめに洗い流しましょう。塩分濃の高い汗は肌を刺激してかゆみの原因になります。洗いすぎ、こすりすぎは、かえって必要な皮脂まで洗流すのでよくありません。

熱いお風呂に入ること、風呂に入ってすぐふとんのなかに入るとことも、かゆみ強く感じさせるので避けましょう。

飲み物や食べ物のなかにもかゆみを誘うものがあります。お酒は血行をよくし、体温を上げるため刺激にります。サバなどの魚介類や野菜のなかには、かゆみの伝達物質あるヒスタミンを含んだものがあります。

身につけるものでは、繊維、金属製品、化粧品などによるかぶれが要注意。日常生活のなかにもかゆみをもたらすものはたくさんあります。洗い残しの洗剤、ペットの毛などのほか、アトピー性皮膚炎の人には、ホコリ、ダニの死骸やふんも強いかゆみを誘います。

かかないための工夫をする

かゆいからかくといっそうかゆくなり、かいた皮膚を傷つけて二次感染をおこすことがあります。かゆいときはまず冷やすと覚えましょう。と同時に、かゆくてもかかない工夫をしましょう。「かゆい!」ところがあると、意識がついそこに集中します。まず、その呪縛をときましょう。か

きたいところに何げなく指先が向かわないような、手を動かす運動、仕事、趣味、家事などをせっせとします。問題は寝ているとき。朝起きたら、かきむしっていたというようなことがよくあります。

爪は短く切り、よくやすりをかけておきます。手袋をして寝たり、厚紙で筒をつくってひじを曲がらなくして寝ることも必要かも知れません。

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