化粧品は役割によって3種類に分けられる
基礎化粧品はその働きによって次の3つに分けられます。
肌を清潔にする役割
洗顔剤やクレンジングクリームなど。ほこり、汗や皮脂、メーキャップ化粧品などを肌から取り除き清潔にします。洗顔剤は水溶性の汚れを落とし、クレンジングクリームは油性の汚れを落とします
肌に潤いを与える役割
化粧水、乳液、栄養クリームなど。皮膚表面に適度な潤いを。化粧水は水分を、乳液や栄養クリームは油分を補給します
新陳代謝を高める役割
コールドクリーム、マッサージクリーム、パックなど。皮膚の血行をよくし、老廃物を取り除いて、新陳代謝を高め、若々しい素肌を作るのに効果があります。
肌をより美しく見せるメーキャップ化粧品
肌に活力を与えて本来の美しさを引き出すのが基礎化粧品。肌をより美しく見せるために役立つのが、メーキャップ化粧品です。
メーキャップ化粧品には顔をより美しく見せるという働きに加えて、顔のあざやケガなどを目立たなくする効果もあります。こうした商品のニーズも年々高まっています、
資生堂は13日、傷痕やアザを目立たなくする化粧品「パーフェクトカバー ファンデーション MVシリーズ」を21日に発売すると発表した。がん治療の副作用による肌のくすみや、やけどによる肌の凹凸などに悩む人の生活の質(QOL)の向上をサポートする。
引用:日経新聞
初めて使う化粧品はパッチテストを
初めて化粧品を使うときに必ず実行したいのがパッチテストです。多くの人が使ってなんでもない化粧品でも、人によっては肌に合わなくて、かぶれたり、ひりひりしたり、赤くなったりすることがあります。これには、その人の体質や体調はもちろん、季節や環境及び心理状態までが影響するといわてれいます。
臨床の現場では圧倒的に刺激によるかぶれ、いわゆる刺激性接触皮膚炎が多いのですが、防腐剤、香料、色素などでアレルギー性接触皮膚炎を生じることがあります。アレルギー症状に気がつかずに漫然と外用治療で原因物質の接触が続くと、アレルギー感作はより強力になり、接触部位を越えて発疹が拡がってくる重症のかぶれは接触皮膚炎症候群と診断されます。
引用:日本化粧品工業連合会
例えば雑誌などで「有名人などが使って効果がありました」という話を読むと飛びつきたがる人がいますが、ある人に良かったからといって、それがだれにでも効果があるとはいえません。
化粧品のトラブルを避けるためには、アレルギー性の人はもちろん是非パッチテストをして使うようにしましょう。